原油 crude oil 2005 6 23
今の原油相場は、投機的だと思います。
投機資金が作り出した「価格」が、10ドル以上、上乗せされていると思います。
しかし、だからといって、原油相場の急落も困ります。
今、代替エネルギーの開発が急ピッチで進んでいますので、
開発が終わるまでは、ある程度、原油高が必要だと思います。
原油相場の低迷は、代替エネルギー開発の意欲を失わせるからです。
原油高のお陰で、ハイブリッドカーは売れるし、
燃料電池自動車の開発にも、力が入ります。
日本の場合は、家庭用の燃料電池システムの開発も進んでいます。
もしかすると、原油高が、「日本の世紀」を作るかもしれません。
エネルギー資源 energy resource 2004 8 29
今日（8月29日）の日本経済新聞には、このような記事があります。
「埋蔵量、原油に匹敵の『超重質油』」
「石油並みに利用可能」
「中部電力、2008年に事業化」
「超臨界水による超重質油の分解」
「中部電力は、粘りが強く資源利用があまり進んでいない『超重質油』を、
石油と同等の実用燃料に変える技術を開発、
2008年にも海外で商業生産を始める。」
「超重質油の可採埋蔵量は原油並みに達し、
世界のエネルギー企業が実用化を競っている。」
「中部電力は、1バレル当たり20ドル台の低コストでの事業化を目指し、
他の日本企業にも技術を供与する。」
「中東以外に広く分布する超重質油の実用化が進めば、
世界のエネルギー需給・価格の安定と、中東依存からの脱却につながる。」